モンペリエ近郊の街サン・ギエム。キリスト教の聖地、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼ルートの要所となるこの小さな街は、険しい渓谷沿いにある。連なる石造りの家々が迷路のように入り組み、トンネルのような通路が通りをつないでいる。
住んでいたマンションの隣にあった、小さな劇場「テアトル・ドュ・アンガ」。モンペリエの街もパリと同じように、街の中心にある歴史あるオペラ座と、最新設備を導入してモダンな外観で建てられた「新オペラ座」がある。そして更に、このような小さな劇場がいくつも存在し、小さな劇団が日々催し物をしていた。
モンペリエからガンジュへ向かう途中にある、「ラロック」の街。カヤックのできる自然溢れる渓流沿いに道を進むと、古い集落が現れる。歴史的な建物の外観そのままに、中身だけを最新のマンションにリフォームして売り出していた。寒い地方の人や外国人が南仏の長い夏を過ごすのに買うのだという。
カルカッソンヌ。城壁には、そこから外敵へ向かって矢を射るためなのか、縦長の隙間が無数に作られている。薄暗いく狭い通路に、細長い光が差し込む。南の方角にはスペインとの国境に連なるピレネー山脈が見える。
モンペリエから車で一時間半ほど行ったところにある「城塞都市カルカッソンヌ」は、二重の城壁で完全に囲われた小さな街だ。近隣諸国からも多くの人を集めるフランス南部の観光地である。世界中の観光地と同じように、カラフルな絵はがきが何百枚と売られている。